2014/10/12

初めての確定申告(1)~青色申告は簡単だ。自分でやるべし

初めての確定申告、いったい何から手をつけたらいいのかわからないという人のために筆者が解説しよう。

恐れることはない。やることやってれば超かんたんである。

◆当記事の対象となる人

本連載記事は例によって、


  • 個人事業主(転売業)
  • 開業届、青色申告承認申請書提出済
  • 免税事業者(年商1000万以下)
  • 売るのはネット
  • 買うのはクレジットカード
  • ネットバンク利用


という条件の人に大変有効な手順である。

現金決済が多くても(ちょっと大変だが)有効だ。

他業種の人、扶養に入ってる主婦や学生の人、サラリーマン給与があり副業でやってる人、法人の場合にもたぶん有効だとは思うが、詳細はわからないので、自分で調べてください。

白か青かについては議論の余地なし。青色申告にしなさい。


◆自分で申告することのメリット


  • 合理的な節税の仕方がわかるようになる
  • マーケティング資料としてめっちゃ活用できる
  • 世の中ウマい話なんてないというのがよくわかる(儲け話に騙されにくくなる)


などいろいろあります。


◆必要なもの


青色申告に必要な書類は大きく二つだ。


  • 帳簿(領収書)
  • 決算書(帳簿の数字をまとめたもの)、控除証明書


提出するのは決算書で、帳簿は保存義務がある。帳簿の書き方を教わるために青色申告会に入会しよう。費用対効果が高い。


  • 青色申告会会費(入会費+月会費)


取引データを入力するためにクラウド型の会計ソフト、マネーフォワードを使う。詳細は後述する。


  • マネーフォワードの有料会員費用(800円/月)


帳簿と決算書の作成を税理士に丸投げすると、だいたい10万くらいかかる。しかし青色申告会で勉強して自分でソフトに入力すれば2~3万円で済む。

なお、自称税務に詳しい人に帳簿の書き方を聞くのはやめたほうがいい。間違って教わったらあとで修正が大変だ。ヤフー知恵袋に相談するなどもってのほか。

必ずプロにきくべし。


◆やること

ぜんぶで5つだ。


  1. 金の流れを図解する(1時間)
  2. 取引パターンを洗い出す(3時間)
  3. 仕訳帳の記入方法を覚える(2時間×3回)
  4. 会計ソフトで帳簿作成(最初は大変、慣れれば1~2時間/月)
  5. 会計ソフトで決算書作成(1時間)


はっきり言って、外注するほどの労力ではない。

次回より上記手順について詳細に解説する。


関連記事




0 件のコメント :