筆者は5年前の2010年にライフネットの定期型・死亡保険「かぞくへの保険」に入った。
毎月650円の掛け捨てで500万の保障だ。
そもそも扶養家族がいない人にとって、死んだらもらえる死亡保険は不要である。
自分が死んでも経済的に困る人はいないからだ。(※)
「遺族に葬式代くらいは用意しておきましょう」といって勧めてくる保険外交員もいるが、貯金があれば迷惑をかけることもない。
じゃあなんで入ったのかというと、何も考えてなかったからである!(ドヤ顔)
適当な意思で加入し、「なんとなく安心」とわけのわからない理由で、毎月払い続けていた。
アホか!
ということで、今回、解約を視野に入れて再検討した。
結論から言うと契約続行に落ち着いた。その理由を大きく3つ述べよう。
継続理由1:支払事由に高度障害保障もついている
高度障害をカバー!まあたいていの死亡保険には高度障害保険もくっついてるので、そんな驚くことはないんだが。
前回の記事、『やることやってれば、高度障害になっても心配いらない=保険は不要』でも書いたとおり、自営業、個人事業主、フリーランスというひ弱な労働者(一緒にすんなって?)でも、保険以外で高度障害リスクの対策を取ることは可能だ。
また、高度障害になる確率は低い。統計データを出せなかったけど、おそらく数パーセント以下だろう。ほとんどの人は何事もなく老後を迎える。
ただ、筆者は自転車によく乗るので、交通事故にあう確率が高いのと、上記リンクで述べている
<救済2>小規模企業共済
<救済3>個人型確定拠出年金
を始めてからまだ間もないので、掛け金が少ない。解約してもたいした額にならないのだ。
だから、もしいま高度障害になったら、頼れるのは「障害年金」と「貯金」しかない(汗)。
これでは非常にこころもとないので、(前回の記事に矛盾するようだが)契約を続けることにした。
継続理由2:コスパよし
保険満了日は2020年7月なので、あとちょうど5年ある。
50ヶ月×650円=32500←これからの支払総額
むこう5年、3万ちょっとで500万の保障がつけられるなら、コストパフォーマンスとしては上々だ。
他社の死亡保険と比較して、ダントツに安いわけではないが、決して劣らない価格である。
途中解約のほうがむしろ損だと思った。
継続理由3:あと5年の我慢
5年後までに、小規模企業共済と確定拠出年金をきちんと払い続けることができていれば、どちらも掛け金は数百万になる。
そうなれば、本当に死亡保険・高度障害保険は不要となる。
そのときに解約しても遅くないだろう。
タイミングとしてはバッチリである。
一生懸命働いて稼いだ金で、不安だからと余計な保険料を払い、日々の生活を圧迫し、保険会社を儲けさせるような人生ほどバカらしいことはない。
本当に自分に必要な保険は何か?
今後も追求していきます。
※自分が死んだら経済的に困る人がいる場合でも、遺族には、国民年金、小規模企業共済、DC年金、すべてから遺族年金が出る。ホームページを見れば数時間で総額を出せるので、死亡保険を検討するときは、これらの”受け取り見込み額”を含めて設計するといい。そうすればよりムダのない合理的な契約ができるはずだ。
ちなみにライフネットの死亡保障500万というのは最低額で、最高では1億円まで上げることができる。残した家族に手厚い保障をしたい場合は検討するといいだろう。余計な特約もなく非常にシンプルな内容なのも素晴らしい。
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