2013/12/31

個人事業主の一番の苦悩

SOHOやフリーランスなど、基本的に一人で働く個人事業主にとって一番ツラいことは、仕事がうまく行かないことではなく、「話せる同僚がいない」ということのようだ。

つまり孤独がツラい(らしい)。

面倒な人間関係に嫌気がさして会社員を辞めて独立したような人でも、2~3年もするとその面倒くささが懐かしくなったりするみたい。

筆者の場合、誰とも口をきかない日が何日も続いても、まったく苦痛ではない。1年くらいだったら誰ともしゃべらなくても余裕で耐えられる自信がある。

こういうタイプはレアケース(変人)で、ほとんどの人にとっては精神的にキツイことのようである。

だからもし独立するかどうか悩んでる人がいたら、ビジネスモデルがどうとか儲けがどうとかより、まず自分の孤独耐性を考えたほうがいい。

自分は孤独に耐えられる人間か?

雇われて働いていると面倒な人間関係やくだらないルールに縛られるかわりに、”同じ体験を共有する人”も得られるのだ。組織にいるとなかなか気が付きにくいが、(たとえ嫌いな奴でも)その存在自体が心の安定につながる人もいる。

筆者も会社員時代に運動会だの社員旅行だのに駆り出されたときは辟易していたし、プロジェクトごとに会社都合でアサインされるのが苦痛で仕方なかったが、いま思い出すとギャグとして笑えることも多々あるしね。(まあだからといってあの環境に戻りたいとは全然思わないが)

だから逆を言えば、「一人作業が大好き!孤独ラブ!」って人はもうそれだけで個人事業主の適性があることになる。どんだけ優秀で頭がいい人でも「寂しがり屋」だと独立しての仕事は難しいだろう。


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