白い巨塔はフジ開局45周年記念版。2003年放送。
原作にはないエピソードが追加されたり、細部も現代的にアレンジされている(携帯電話が出てきたりとかね)。
リアルタイム放送時も見ていたが、何度見ても非常に面白い。全21回だが一気に見てしまった。すべての登場人物にドラマがあり、エピソードが全部伏線になってるのがすごい。
脚本を担当した売れっ子の井上由美子さんによると
「(『白い巨塔』について)財前は、悪いこともするけれど、その中にある彼自身の悲しみを書きたいなと思ったし、逆に、里美の理想を追求する姿は立派だけれども、それが周りの人を苛立たせたり傷つけたりする。優しさが人を傷つける、という二面性をこのドラマでは書きたかった」(出典:『日経ビジネス』2004/6/14号~ひと列伝)
だそうだけど、それはかなり達成されていたのではないだろうか。
不毛地帯はフジ開局50周年記念版。2009年放送。
時代設定が戦争~バブル期で、政官財の癒着が物語のキーになってるので、庶民である筆者にはピンとこなかった。全体的に画面もストーリーも重苦しくて見てて疲れた。まだ続くのか。。。と思いながらなんとか鑑賞。
実際の視聴率も常に20%超えだった白い巨塔に比べ、こちらはなんとか10%を維持できたレベルだったようだ。
ただ史実をモチーフにしたドラマなので、歴史を学ぶという意味では好材料。ニュース記事だけだと断片的で何が何やらであるが、人間ドラマが絡むと興味深く思えるw天海祐希演じるホステス紅子のモデルがデヴィ夫人というのも「へ~」って感じだしね。
両方で主役を張っている唐沢寿明さんは確かに演技が上手なのだけど(怒ってるシーンは超迫力)、どうしても爽やかなイメージが強いから個人的にはしっくりこない。チューしてよ~の残像がどうも脳裏をよぎるんだよねえ(笑)。
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