2013/03/19

古着転売はゲームなのだ

あるボーダーカットソーを1枚500円で仕入れたとする。

これをどう使えば利益の最大化を図れるだろうか。


  1. このまま単品で売る。
    一番単純な方法だ。写真撮って、素材とかサイズ情報書いて、最低落札額3000円とかで出品する。粗利は2500円。
  2. 1円スタートで出品する。
    安さにつられてクリックした人にファンになってもらったり、ついで買いをしてもらうのが目的。これは客寄せ=広告の代わりとしての意味が大きい。
  3. コーディネイトで売る。
    相性の良さそうなボトムと合わせて5000円くらいに設定。「きれいめカジュアルどうでしょ」「春のマリンルックどうでしょ」みたいなコピーをつけて。
  4. 顧客に裏案内する。
    先行でお安くご案内しますよ、今なら2000円ですよ、とか言ってね。多少利益が下がってもすぐに売りたいとき、刺さりそうな顧客の顔が浮かんだときはこの方法。
  5. オマケとしてつける。
    直接の利益にはならないが、大きな顧客満足が期待できるのであれば、やる価値はある。
  6. 福袋で売る。
    ブランド押しの福袋か、トップスばっかり福袋か、テーマを決めたカジュアル福袋か、構成を考えるワケ。福袋も1品あたりだと利益はそんな出せないけど、チリ積もでまとめ売りができれば大きくなる。


どの戦略で行くかは、その時の在庫状況、季節要因、売上目標達成率いろいろ勘定して探るわけ。

これってRPGゲームとまったく同じなんだよね。

傷ついた仲間を癒すのに、薬草を使うのか、魔法を使うのか、宿に泊まるのか、ゴールまでの距離とか持ち金とか残りのヒットポイントがどれくらいかとか考えて選択するじゃん?

物を売るってのは基本この繰り返しだ。

「メンドくせ~!」

と思う人はこの仕事は向いてないし

「面白そ~!」

と思える人は向いているw


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