2015/11/23

ヤフオクの落札手数料改定はヤフー営業利益10%アップのインパクト(テキト~!)

ヤフオク利用者にとっては周知の通り、2016年2月16日から落札システム利用料が下記の通り変更される。


Yahoo!かんたん決済手数料および落札システム利用料の改定について(2015年11月04日)

5.40%(税込)

8.64%(税込)

ということは、年間売上が300万ある人は、手数料だけで

16.2万/年

25.92万/年

と9.72万も支払いが増えることになる。

ザケンナヨ!

と思うそこの人。

ヤフー株を300万円分(=売上と同等額)買って持ち続ければ、配当分を割り引くことができるゾ。

いまだと予想配当利回りは1.72%だそうなので

8.64-1.72
=6.92%

ということで実質の支払いは6.92%で済む。

かもしれない笑。



★★★



利用者、とくにユーザからすると改悪でしかない手数料アップだが、投資家目線で見るとどうなのか?

ヤフーの業績へのインパクトをざっくりだが試算してみた。

まずヤフーの取扱高(=落札金額総額)だが、メディア報道によると

2013年度 7300億(Cnetジャパン
2014年度 8179億(Shopping Tribe

12%アップしてるので、今年、来年も同じペースで増えるとすると

2015年度 9160億
2016年度 1兆0259億(1兆円を目指しているらしい)

となる。

新手数料率の適用は2015年度の終わりからなので無視して、2016年度の想定取扱高を使って、改定前後の手数料を計算すると

554億(5.40%)

886億(8.64%)

となり、332億増が見込める計算となる。

手数料改定と同時にTポイントキャンペーン、システム増強、Yahoo!かんたん決済の決済手数料無料化、不正利用対策強化も行うので、このぶんのマイナスがよくわからんが、まあざっくり32億としておこう。

ということで実質300億のプラスと仮定。

ねえあなた、データベースの設定値ちょちょっといじるだけでウン百億も増えちゃうのよ。すごいわね。

ヤフーの営業利益推移を見ると

2011年度 1650億
2012年度 1863億(+12%)
2013年度 1964億(+5%)
2014年度 1972億(+0.4%)
2015年度 2615億(+32%)予想
2016年度 2280億(-12.8%)予想

2014年度まで営業利益の成長率が目に見えて鈍化してるので、ことし大改革をした。で、32%も増える予定だが来年もその勢いは続かないから-12%ってことらしい。

2016年度の営業利益へのインパクトを図ると、従来の5.40%のままだったら、さっきの300億分がないから1980億だろうと想定される。300億上積みされて想定の2280億。

つまり改定のおかげで営業利益を15%押し上げることに成功するのだ(たぶん)。

別にヤフーはヤフオクだけじゃなくてほかにもいろいろビジネスしてるし、予想に予想を重ねた数字なのでかなり適当だけど、でもヤフオクが収益の屋台骨になってるんだろうしまあ厳しめにみても、10%増のインパクトはありそうじゃね???ってことが見えてきます。

そんでヤフーが好きすぎて仕方がないあなたは、ここからさらに経常利益→純利益→1株利益→成長率とはじき出して今の成長率と比較して、アー株買っとけばこんくらいまで上がるから利回りと値上がり益で手数料こんくらいはペイするかな~とか計算するとよいと思います。

オレ?いや300万もあったらほかのことに使うけどね。



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