2015/07/23

小規模企業共済の掛け金を増額。注意点、おまけアドバイスなど

小規模企業共済を増額するか、ここ1ヶ月くらい(なげえよ)考えてたんだけど、結局増額することにした。

これまでの掛け金:4万

増額後の掛け金:7万(3万アップ)

ダラダラ考えていたというのは、「一箇所に毎月7万も預けるって怖くね?」と思ってたからである。

小規模企業共済も国民年金基金同様、欠損繰越金があるし、運用利率もたいして高くなく、破綻の可能性もゼロではない。

しかし、イザというときは掛け金を担保に借り入れができるのと、廃業すれば戻ってくるので、一度納付したら完全にロックされ60歳以降まで戻ってこない国民年金基金とは”金の使い勝手”が全然違う。

あとなんといっても掛け金=控除額が36万増えることで、所得税・住民税が安くなるのは大きい。計算してみたら筆者の場合、約7万も節税できることがわかった。仮に償還時に元本割れしたとしても、この節税メリットは無視できんなあ、と思ったのである。

ということで手続きしにレッツゴー。

用意するもの


  • 小規模企業共済手帳(手帳というよりクーポン券みたいだが)
  • 増額分の現金
  • 印鑑





注意点としては、一括払いをしてる場合、増額時には

「1ヶ月あたりの増額分×次回引き落としまでの残月数」

を全額キャッシュで用意しなければならないことだ。

  例)7月から3万増額したい(毎年12月に引き落とし)場合
  3万×5ヶ月(7~11月分)=15万必要

月払いの人は3万だけでOK。

あと公式ページでは「金融機関でも手続きができる」と書いてあるが、銀行の人は小規模企業共済に詳しくないのでやめたほうがいい。手続きがトラブる可能性がある。

青色申告会か商工会議所に行ったほうがいいと思います。



以下おまけ。

★小規模企業共済に掛けられるほど儲かってない人へアドバイス

納付月数を稼ぐために、親に借りてでも今すぐ始めたほうがよい。というのは、小規模企業共済は「加入期間」がとても重要だからだ。のちに貸付制度を利用したり、万が一解約することになった場合、「何ヶ月掛けてきたか」が受け取り金額を大きく左右する。最低月額1000円から掛けられるので、年間でも1万2千円だ。今すぐ始めよう。

★これから始めようと思ってる人へアドバイス

節税インパクトが大きいからといって、無理な掛け金でスタートしないほうがいい。気持にゆとりを持てる額から始めよう。というのは、途中で支払いが苦しくなって減額した場合、減額分に該当するそれまでの掛け金は運用されない=利子がつかないからだ(詳しくはあまり知られていない小規模企業共済のデメリット(掛金減額のケース)を参照。)無理して掛け始めても、途中で挫折したら、それまで掛けた金は自由に使えないばかりか、金利が一円も付かない状態で放置されることになる。初期設定額はよく考えて決めよう。





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