まず、個人事業主たるもの、老後に備えたいなら個人年金なんか考える前に
- 小規模企業共済
- 個人型確定拠出年金(401k)
- 付加年金(もしくは国民年金基金)
をしっかりかけろ、ということである。
掛け金以下しか控除にならない個人年金と比べて、これらは全額控除だ。
節税効果が全然違う。
これらをやりきってない人は、そもそも個人年金を検討する資格がない。
これらをやった上で、それでも
- 老後が心配でたまらない
- 使い道のない貯金がたっぷりある
- 手元にお金があると自分で使っちゃうから強制徴収してほしい
- わずかでも節税したい
- クレジットカードのポイント貯めるのが大好き!
というヒマ人は個人年金を検討すればいい。
そう、筆者に言わせると個人年金を検討してる人というのは、時間にも金にも相当余裕があるヒマ人である。
いずれも検討する動機としてはショボい。ほかに考えることはないのか?と思うが、まあ余裕があるというのは幸せなことだな。
ということで、余裕のある人は、いろいろ個人年金を見てみるといいだろう。
じゃあ余裕がある奴に向けてブログ書いてるお前は何なんだって?
いい質問だ!ガハハw
年金の考え方
年金は貯蓄である。検討時のスタンスとして、年金は運用ではなく貯蓄として考えるべきだ。
貯蓄しつつ、節税効果を最大限に利用するための「道具」だ。
運用じゃないんだから、「増やそう、儲けよう」なんて考えない。
「元本割れしなきゃ上等」これでいい。
だから商品を比較する際に返戻率(払った金/もらえる金)で比較すべきではない。
しかし個人年金ランキングサイトやパンフレットを見ると、この返戻率をアピールしてるものが多い。
「300万払い込めば345万もらえます!」
みたいな感じ。
総額で見るとめっちゃお得な気がするが、これには様々なワナがある。
これを聞いて「そりゃお得だ!」と飛びついてしまう人は金勘定のセンスがない。おまえ本業で儲かってないだろ?
なので返戻率は無視して考える。
何度も言うが、年金は貯蓄です。
選ぶべき個人年金
以上をふまえたうえで、じゃあ個人年金を選ぶとしたらどういう商品になるかというと
- 税制適格特約がつく→税控除のため
- 月額支払額が6666円以下→控除枠を効率的に利用するため
- 利率変動型→インフレ対応のため
これらの条件を満たす商品だ。
次回、詳細を解説します。
参考記事
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