2015/02/26

送料無料サービスの試験運用→辞めた理由

2014年の初頭から夏頃まで、高額落札者限定で「次回送料無料」の案内をしていた。

秋冬物(春夏物)を買った人に半年後戻ってきてもらい、春夏物(秋冬物)を買ってもらう、という流れを作りたかったからだ。

リピーターを育成するにあたって、2回目の購入というのは非常に重要である。

2回買わせれば、3回目にもつながりやすい。

ただ筆者は送料をすべて実費でとっており、人によっては送料だけで2000円を超えるケースも少なくない。

高い送料がリピート購入のネックになりやすいと思っていたので、次回送料無料という特典はかなりお得感があると思ったんだよね~。

して結果は66枚(66人)に配布して、消化は7枚。

消化率10.6%。

うーん。。。予想していたより低い。4人に1人くらいは使ってくれるかと思ったんだが。

イマイチだった理由として考えられるのは

  • 楽天orヤフオク全体で使えるならともかく、特定の出品者限定だと使いづらい
  • 単純に忘れられた
  • 初回取引の満足度が低かった

あたりか。客に聞いたわけじゃないので、真相はわからないが。

モヤモヤしながら半年ほど続けて、結局

  • 送料無料サービスがあろうがなかろうが、リピートする奴はするし、しない奴はしない
  • 値段に釣られる客の質はそれなりなので、やはりお得感で引っ張るより、送料を払わせてでも服の質を上げたほうがいい

という結論にいたり、やめてしまった。

このへんは論理的な説明は難しい。ぜんぶ勘なので。

もう少し辛抱強く続けていたらリピーター定着につながったかもしれない。

もしかしたら10.6%という数字は成功で、この案内をしなかったら昨年の売上はもっと低かった可能性もあるわけだが、どうもそういう気はしない。

送料についてはいろいろな考え方があって、

  • 送料無料
  • ○○円以上買ったら無料
  • 一律○○円

という方法もある。

無論、これらの場合は送料分のコストを上乗せして売値を決めることになる。

客からすればこっちのほうがシンプルでわかりやすいし、売り手としてもオペレーションが楽なんだけど、いまのところは「送料は別途もらいます」というスタンスでやっている。

というのは送料を一度安くしたら(固定したら)、上げらんないでしょ。

いったん下げて「やべえ失敗だ!やっぱり徴収しよう」と思ってもカンタンに戻すことはできない。

安くするのはいつでもできるんだし、今のところは送料別途でもぼちぼち売れてるので、「送料がネックで売上が伸びない」というような確信を持てる日が来るまでは、このままで行こうと思っている。



0 件のコメント :