筆者は取引完了後、取引を振り返り、配送伝票に記しをつけることにしている。
◎…取引がスムーズに進み、良評価もついた。しかもコメントはテンプレではなく、独自コメントになっている。満足度が非常に高かったと思われる。
○…取引がスムーズに進み、良評価もついた。コメントはテンプレ。この場合、満足したが評価はアッサリしてる人と、不満だったが社交辞令で仕方なくつけた人と混ざっているので、実際のところはわからない。が、良評価は良評価ということで。
×…取引がスムーズに進まなかった。あるいはフザけた評価をつけてきた奴。死ねと思った奴。
◎と○がついた顧客情報は、ものすごく重要だ。
あなたの出品を見て、信頼し、個人情報を公開し、お金を払い、取引を行った結果、好印象を持ってくれた人々である。
信用という名の貯金で構築された、あなたの財産である。ただの伝票じゃないんだよ。財産だよ。
だから、売上を手っ取り早く上げたかったら、この人たちにアプローチすると良い。
1回も買ったことがない人より、1回でも買ってくれた人に再度買わせるほうが、はるかに簡単だ。
取引のハードルはぐっと低い。
新商品の案内やセール情報を流せば、効率的に売れるだろう。
貯金が尽きるまでね。
企業があの手この手で顧客リストをゲットしようとするのも、つまるところ
「簡単にモノを売りたいから」
である。
リストを作るのは手間も時間もかかるが、他人の作ったリストは金で買える。
だから裏流しが横行する。
車を買ったことがない人より、1回でも買ったことのある人のほうが、2台目、3台目を買う確率が高い。高所得者である確率も高いから、不動産や宝石も買わせることができるかもしれない。ワゴン車を買った人は子供がいる可能性が高いから、受験塾の案内をしたら刺さるかもしれない。スポーツカーを買う人は見栄っ張りな可能性が高いから、有名人を起用した商品が売れるかも。夏目ナナを買った人は黒沢愛も好きかも(?)。
かように、「誰が何に金を払ったか?」という情報は次の商売に活用しやすい”宝の山”なのである。
客として、1回買い物をしてしまうと、その後しつこくDMが届くのも、あなたが見込み客(=カモ)と思われてるからだ。
オレオレ詐欺ですら、1回ひっかかった人は2回目もひっかかりやすいという。
とか言いつつ、筆者は顧客リストに売り込みをかけたことは、一度もないけどね。
なんせ年賀状すら出さないくらいだからw
取引のある客にしつこく営業をかけるのもひとつの戦略だが、ここぞ!という時に限定して営業したほうが、高い効果を見込めるはずだという思いもある。
まあ、にっちもさっちも行かなくなったらそうも言ってられないけどね。
いまのところ、そこまで切羽詰ってもいないので、”奥の手”として取っておいてます。
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