2013/07/20

ブラック企業やフリーランスからの脱出~紹介予定派遣で転職(IT限定)

長時間労働&低賃金のブラック企業からなんとかもう少しマシな企業に転職したい、あるいはフリーランスから正社員になりたいと考えるあなたに、今日はあまり語られてない裏技的な正社員転職法をひとつ紹介したいと思う。

それは紹介予定派遣である。

紹介予定派遣とは最初の3~6ヶ月は派遣として働き、そのあと正社員契約するという制度だ。派遣期間はお互いに能力や相性を見定める「お試し期間」となっている。派遣終了後は(よほどのヘマを打ったり、こちらから断らない限り)ほぼ自動的に正社員採用となる。

手続は通常の派遣社員と同じで、派遣会社に登録→案件に応募→面接→就業という流れだ。

実は筆者もこの制度を使って社員1000人以上の東証一部上場企業に入社したことがある。大企業というのは中途採用はあまり行ってないし、あっても超激戦だ。面接も複数回あるのが普通で、応募者は厳しく選別される。しかし紹介予定派遣ルートだと、通常の転職ルートからではまず入れないデカい会社にスルッと入れたりする。

まあせっかく入れた会社も仕事がつまんなすぎて1年たらずで辞めちゃったのだが、「なんとか大きい会社に入りたい!」と考える人にとってはなかなかいい方法なのではないかと思ったのは事実だ。

福利厚生というのは完全に企業規模に比例するので、社員数が多い会社であればあるほど、福利厚生も手厚い。定時上がりできる、有給がきちんと取れる、残業代がきちんと出る、ということを最重視したいのであれば、少しでも大きい会社に行くことだ。

筆者がいた会社はとりあえず、仕事自体は責任もプレッシャーもなく温泉のような会社だった。管理もずさんで昼休みを2時間とったりする人もザラ。やりがいとか楽しさなんていらねーから、のらりくらりと時間の切り売りで稼ぎたいという人にとってはうってつけの職場だったと思う。

紹介予定派遣の案件は少ないので、いい案件が来るのを辛抱強く待つことが大事だ。派遣会社登録時に、どんな案件があるか、就業実績はどうか、聞いてみるといいだろう。派遣会社ごとに得意・不得意な企業というのがあるので。

キャリアがあるけどなかなか転職が決まらないウエブディレクタ、エンジニア、ウエブデザイナの正社員転職方法として、こういうのもありますよ、ってことで。

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