場所は東京ミッドタウンの目の前、10階建て全700戸の巨大建築物である。
名前のとおり、元々はホテルだった物件を現在は賃貸に出しており、事務所として使っている人も多い。
部屋の仕様は70年代に建てられたホテルそのままなので、全体的に狭くて古い。筆者の住んでいた部屋は
- 狭い(筆者の部屋は16平米。部屋によって異なるが、だいたい13~20平米といったようだ)
- キッチンがない
- ユニットバス
- バルコニーがない
- 洗濯機置き場がない
といった条件であった。だが、筆者はこんなデメリットはまったく気にならないくらい気に入っていた。
今日はその話をしようと思う。
以下、筆者が赤坂レジデンシャルホテルでどんな生活だったかを箇条書きであげていく。もしあなたが忙しい社会人で「立地重視!自炊しない!通販利用!家には寝に帰るだけ!」という人であれば、この物件はマジでオススメである。物見雄山で都会に住みたい、なんて人にも、検討リストに入れる価値は充分あるだろう。
1)敷金1礼金1、家賃は75000円
なんと家賃は7万円台だ。掘り出し物と思うかもしれないが、実は六本木赤坂近辺には、古い建物で極狭の賃貸が多数あり、6~7万円台の部屋というのはけっこうある。だからこれは相場なのだ。
2)24時間警備員常駐
契約の際、一番の決め手になったのはこれである。建物内の治安が保たれるうえ、フロントで配達荷物を受け取っておいてくれるのだ。通販をよく使う一人暮らしの身にとってこれは非常にありがたかった。
3)雨に濡れずにコンビニに行ける
1階に(品揃えは微妙だが一応)サンクスがある。またちょっと歩けばセブンもローソンもスーパーもなか卯もある。当時、日々の食事は完全外食で、筆者はこれらの店と赤坂駅近くの大戸屋、吉野家でほぼまかなっていた。赤坂に来る前はキッチン付きのアパートに住んでいたのだが、そこで筆者はまったく自炊をしなかったので、どうせ今度もしないだろうと、当時キッチンの仕様については眼中になかった。
4)ガス代がかからない(キッチンがないので)
給湯・水道代は家賃に入っていた。だから住み始めても、月々のランニング費用は電気代と回線代だけなのだ。風呂とシャワーはいくら使っても金がかからない。(だから無駄遣いしてもいいというわけではないが)この頃はバスタブによく入っていた。
5)見晴らし抜群の10階部屋
筆者の部屋は最上階だった。檜町公園側だったので窓からの景観は最高。都会のど真ん中なのに窓からは緑の景色が広がっているのである(どうでもいいがSMAPの草なぎ剛が裸で叫んで御用となったのはこの檜町公園である)。逆の道路側だとそうでもないかもしれない。5階以下だと日当たりも悪いので、上位階の賃貸にもぐりこめたらラッキーだ。
6)夜中でもごみ捨て可能
ゴミ捨て場が各階にあるのだ。分別は必須だが、捨てる時間を気にしなくていい生活というのは最高である。
7)抜群の立地
東京ミッドタウンの目の前、赤坂駅、六本木駅、乃木坂駅が徒歩4分。TBSと六本木ヒルズが5分、渋谷と銀座も歩いて30分ほどである。皇居まで20分くらい。今の怠慢な生活からは嘘みたいだが、当時筆者は皇居ジョガーだった。毎週末は皇居まで行き、外堀を走っていた。累計で100周は走ったはずだ(笑)。
8)夜は静か
六本木・赤坂界隈なんて夜はうるさそうだけど、ここは大通りから入ったところにあるので夜は静かである。もし住人にうるさい人がいても、フロントに苦情を言えばすぐに対応してくれる。管理会社がしっかりしてんだよね。
以上は7~8年前の話なので今とは条件が違う部分もあるかもしれない。が、IT企業の多い港区、会社の近くに住めば家賃補助が出る人、夜遅くまで働く一人暮らしの人も多いだろう。キッチンなしとユニットバスさえ気にならなければ、この物件はオススメである。
余談だが、USENの社員と名刺交換をしたとき、名刺に自宅の住所が書いてあったのでびっくりしたことがある。当時、USENは東京ミッドタウンにオフィスがあり、赤坂レジデンシャルホテルはミッドタウンと同じ番地だったのね。
〒107-0052 東京都港区赤坂9丁目1-7
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